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遅刻した日の遅刻時間と残業時間の相殺について

1時間遅刻した者がその日に1時間残業した場合、遅刻した1時間分と残業1時間を相殺して、遅刻の減額をせずに残業分の割増賃金は支払わないという処理は問題ないでしょうか?

労働基準法では、法定労働時間(休憩時間を除き、1日8時間、週40時間)を超えない場合、割増賃金を支払うことを義務付けていません。

従って原則的には、遅刻した者が所定の終業時刻を過ぎて労働した場合でも、その日の労働時間が法定労働時間を超えていない限り割増賃金を支払う必要はありません。変形労働時間制を採用している場合は若干取り扱いが違うこともありますが、今回のケースでは遅刻時間と残業時間を相殺することは問題ないでしょう。

ただし、就業規則等で「終業時刻を越えて労働した場合、終業時刻以降の労働を時間外労働として扱い、割増賃金を支払うこととする」というような規定を定めていた場合は割増賃金を支払わなければなりません。一度規定を確認されることをお勧めいたします。

また、この相殺が可能なのは、あくまでも同日に遅刻と残業があった場合です。例えば、1か月の中で遅刻時間と残業時間を相殺するということはできませんので、ご注意ください。

【事例作成日】2012年5月2日

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